現地時間6月21日、ワールドカップはE組とF組の第2戦4試合を終えた。この試合日、ドイツはメキシコとアメリカに続き、早々にグループ突破を決めて首位を確定させた。新参のキュラソーはワールドカップ史上初の勝ち点を獲得し、一方チュニジアはハイチ、トルコに次いで3番目に敗退が決まったチームとなった。
【E組:ドイツ2-1コートジボワール エクアドル0-0キュラソー】

最初に終了した一戦では、ドイツが先制点を許した。第30分、ケシエがこぼれ球を押し込み、コートジボワールがリード。後半、背水の陣を敷いたドイツは立て続けに選手交代を行い、流れを変えた。
第68分、交代出場から8分でウンダフがアミリのアシストから詰めて同点ゴール。迎えたアディショナルタイム4分、恩梅加のスルーパスを受けて反転シュートを決め、劇的な逆転勝利。最終的にドイツが2-1でコートジボワールを下した。

続くもう一戦では、エクアドルが終始27本のシュートを放ちながら得点を奪えず、0-0でキュラソーと引き分けた。キュラソーはワールドカップ史上初の勝ち点を獲得。この試合では主審の馬寧が6枚のイエローカードを提示した。

このラウンドを終え、ドイツは勝ち点6で首位が確定、コートジボワールが勝ち点3で2位、エクアドルとキュラソーが各勝ち点1で3位・4位につけている。
今大会、FIFAは公式競技規則において、グループリーグ同点時の第一優先順位を「直接対決の勝ち点」と明確に定めている。そのため、コートジボワールとの対戦成績で勝るドイツが、早々にグループ首位を確定させた。
【F組:オランダ5-1スウェーデン 日本4-0チュニジア】

最初に終了した一戦では、オランダが5-1でスウェーデンを圧倒。ブロビーが開始17分で2得点を挙げた。後半、ガクポも開始7分以内で2得点を記録し、この試合は2得点1アシストの活躍。
スウェーデンは第59分に途中出場のエランガが1点を返すのがやっと。そして第89分、サヴィモアがオランダに追加点を挙げ、2試合連続ゴールとなった。

続いて終了した一戦では、日本が開始4分に鎌田大地がゴール前でのヒールキックで電光石火の先制点。第31分には上田綺世がミドルシュートで自身ワールドカップ初ゴールを決め、リードを広げた。
後半には伊東純也が単独突破でダメ押しゴール。上田綺世も2点目を挙げ、最終的に日本が4-0で完勝した。

このラウンドを終え、オランダと日本はともに1勝1分けの勝ち点4。オランダが得点差で暫定首位に立つ。スウェーデンは1勝1敗の勝ち点3で3位。2連敗のチュニジアは、直接対決の結果スウェーデンに劣るため、グループ最下位が確定し、1試合を残して敗退が決まった。
【本日のデータ雑学】

1、ドイツの秘密兵器ウンダフは、2試合で出場時間56分ながら3得点2アシストを記録。ワールドカップでは11分に1点を生み出すペースで、単一大会における控え選手のゴール関与記録を樹立。また、2002年のクローゼ以来、キャリア最初の2試合でいずれも得点したドイツ選手となった。

2、オランダは5-1でスウェーデンを破った勝利により、ブラジルを抜き、ワールドカップ本戦のレギュラータイムで14試合連続無敗(9勝5分)を達成した初の代表チームとなった。

3、キュラソーはワールドカップ史上、勝ち点を獲得したチームの中で最も面積が小さく、人口も最も少ない参加国となった。
4、今大会の4つの新参チームのうち、カーボベルデとキュラソーが相次いで史上初の勝ち点を獲得。残り2つの新参チームは、ともにアジアのヨルダンとウズベキスタンである。

5、37歳のキュラソーGKルームは、エクアドル戦で1試合15回のセーブを記録し無失点に抑えた。これは1966年の統計開始以来、ワールドカップ本戦のレギュラータイム(延長戦除く)で最多のセーブ数。アメリカGKハワードの16回にわずか1回及ばないが、ハワードは30分の延長戦も戦っている。

6、78歳266日のキュラソー監督アドフォカートは、ワールドカップ史上最も高齢で勝ち点を獲得した監督となった。

7、47歳の中国の名審判・馬寧は、キュラソー対エクアドルの試合で計6枚のイエローカードを提示。これは今大会で1試合あたりのイエローカード数が2番目に多い試合となった。

8、日本が今ラウンドでチュニジアを破り、ついにアジア勢の今大会6連敗という不名誉な記録に終止符を打った。